em-commons FAQ


よくある質問集です。

●Emulating Commonsについて
Q.1:Emulating Commonsってどんなプロジェクトなの?
Q.2:Emulating Commonsは何をしようとしているの?
Q.3:Emulating CommonsとCreative Commonsの関係について教えてください
Q.4:em-commons licenseを改変して使用することはできる?
Q.5:em-commonsは著作権に反対しているの?
Q.6:ポルノ作品への改変許諾についてもライセンスでサポートしてくれませんか?

●ライセンス内容について
Q.7:素材を直接使用してはいけないってどういうことですか?
Q.8:素材を直接使用しなければ、どんな改変でもして良いのですか?
Q.9:3000部というのは1イベントにつきということですか?それとも1つの二次創作作品ごとについてということですか?
Q.10:3000部というのは何に対して3000部なのですか?ある作品の二次創作作品を3種類創ったら、3種類あわせて3000部までしかつくれないのですか?
Q.11:個人限定ライセンスでは法人による利用が禁止されていますが、これは営利企業は駄目だってことですよね。私たちは同人サークルを法人化しているだけなのでOKですよね。
Q.12:このライセンスによって制作した二次創作作品を他の人にも利用してもらいたいと思うのですが、何か注意点はありますか?

●em-commonsを使用するときの注意
Q.13:em-commonsはどのような時に利用できますか?
Q.14:em-commonsを使ってはいけない時ってありますか?

Emulating Commonsについて


 
Q.1:Emulating Commonsってどんなプロジェクトなの?

A. Emulating Commons(em-commons)は、法律で認められた著作権の範囲ではない形での、著作物の利用をサポートするためのプロジェクトです。具体的には、著作権法で保護されている、二次的著作物の作成・頒布に関する権利を、制限しても良いよ、という人のサポートを考えています。
自分の作品に関して自由に二次創作して良いよ、という方が、それをきちんとした意味で伝えるための、ロゴマークと契約文書を提供することを目的としています。

Q.2:Emulating Commonsは何をしようとしているの?

A. 私たちの目的は、著作権者が二次的著作を許可する際に使用する、契約文書を提供することです。それにより、二次的著作が活発に行われるようになることを期待しています。
ただし、私たちが行うのはあくまでも契約文書の提供だけであり、契約の主体になったり、契約についての法律的な相談を受け付けたりということは行っておりません。弁護士法の規制もあるため、私たちが個別のサポートを提供することはできませんので、ご了承下さい。
また、Emulating Commonsは契約文書を使用した結果、起きた問題について一切責任を負いません。問題が発生した場合は、契約の当事者間で行ってください。

Q.3:Emulating CommonsとCreative Commonsの関係について教えてください

A. Emulating Commonsは、Creative Commonsがサポートしていない領域を埋めるためのプロジェクトとして誕生しました。そのため、プロジェクトの内容としては、Creative Commonsに対して補完的な位置づけにあるとは言えるでしょう。組織的には、em-commonsの代表である真紀奈がクリエイティブ・コモンズ・ジャパンに関係していたために、個人的なつながりを持ちますが、組織としてのつながりは特にありません。

Q.4:em-commons licenseを改変して使用することはできる?

A. em-commonsライセンスを変更して使用することは可能です。ただし、その際は、ライセンスに「Emulating Commons」、「em-commons」が発行しているということを記してはいけません。改変して使用する本人が作成し、発行しているライセンスであるとして、使用してください。

Q.5:em-commonsは著作権に反対しているの?

A. いいえ。私たちは、著作権を保持しつつ、そのうち著作権者が自由に許諾しても良いということについては、許諾することができるようにする、ライセンスを提供しています。これは、著作権制度を前提として考えているものであり、著作権の完全放棄などということは全く考えておりません。
ライセンスを採用しているとパブリックドメインになるという誤解もありますが、そのようなこともありません。あくまでも、著作権の一部について許諾したいときに、使用するものを提供しています。

Q.6:ポルノ作品への改変許諾についてもライセンスでサポートしてくれませんか?

A. 現在これについてはサポートを考えておりません。しかし、サポート希望者が多い場合は、改めてそのための選択肢、ライセンスを作成することも考慮します。


ライセンス内容について


 
Q.7:素材を直接使用してはいけないってどういうことですか?

A. ゲーム、マンガ、アニメなどで使用されている画像、文章、音楽などについて、そのままキャプチャリングしたり、トレーシングしたり、コピーしたり、データを吸い出したりして、使用することを禁止するということです。画像ならば自分で原画からおこして書くように、音楽ならば自分で演奏、歌唱して使用するようにすることを求めています。また、MIDIデータの場合、耳コピーによって作成することは素材の直接利用に含まれません。ただし、音楽データのサンプリング、マッシュアップ等による使用は素材の直接利用に含まれますので、禁止されます。サンプリング等をしたい場合は、Creative CommonsのSampling Licenseで発行されている著作物を使用してみてはどうでしょうか?

Q.8:素材を直接使用しなければ、どんな改変でもして良いのですか?

A. いいえ。著作者の名誉または声望を害するような形での改変は、このライセンスでは許可されていません。あからさまに作品をおとしめたりするような行為は、許可されていませんので、注意して下さい。
また、ポルノ作品への改変や、残虐な表現を使用した改変を、名誉毀損ととらえるかどうかは、著作者によって判断が分かれます。そのため、判断がはっきりしないと考えられる場合は、著作者から許諾を得ることをおすすめします。

Q.9:3000部というのは1イベントにつきということですか?それとも1つの二次創作作品ごとについてということですか?

A. 1作品につき3000部までです。再録・再販なども含めて3000部までとなります。それ以上複製、頒布したい場合は、著作権者に許諾を求めて下さい。このライセンスを採用している人によっては、一定料金を支払うことで認めている場合もあるでしょう。確認してみてください。

Q.10:3000部というのは何に対して3000部なのですか?ある作品の二次創作作品を3種類創ったら、3種類あわせて3000部までしかつくれないのですか?

A. いいえ。二次創作作品1作品ごとに、3000部までです。ですので、同じ作品について二次創作作品を数種類創った場合は、それぞれ3000部まで無許諾で発行可能になります。また、それらの作品を再販する場合、その二次創作作品が、前の作品と同一作品であるのならば、あわせて3000部です。
ただし、著作権者から許諾を取れば、この限りではありません。

Q.11:個人限定ライセンスでは法人による利用が禁止されていますが、これは営利企業は駄目だってことですよね。私たちは同人サークルを法人化しているだけなのでOKですよね。

A. いいえ。法人の場合は、実態が同人サークルであっても、個人限定ライセンスのみで許諾されている作品の二次創作のためには、著作権者の許諾が必要です。

Q.12:このライセンスによって制作した二次創作作品を他の人にも利用してもらいたいと思うのですが、何か注意点はありますか?

A. まず、あなたの作品をそのままコピーして利用してもらうことはできません。このライセンスによってあなたが許諾を受けている3000部という制限を超える可能性があるからです。
そのため、あなたの作品を二次創作することによってのみ利用してもらうことができると考えて下さい。あなたの作品の素材をそのまま利用してもらってもかまいません。また、そうやって作成された二次創作は、3000部までしか複製することができず、あなたの作品の元作品のクレジットも残しておく必要があります。


em-commons licenseを使用するときの注意


 
Q.13:em-commonsはどのようなときに利用できますか?

A. オリジナルの著作物をコピーされたくはないけれど、二次的著作については許可しても良いよ、というときにこのライセンスが利用可能です。想定される場面としては、一定数のみであれば、他の人に同人誌を作成しても構わないと考えている場合があります。同人誌の作成について、もうちょっと明確なルールを作りたいと考えている場合に、利用できるのではないでしょうか。
また、他に想定される場面として、過去の作品にこのライセンスをつけるということがあります。すでにほとんど流通ルートに載っていない作品にライセンスをつけて、他の人に二次的著作を自由にしてもらい、それによってオリジナルの作品の需要を喚起するということも可能かもしれない、と考えています。

Q.14:em-commonsを使ってはいけないときってありますか?

A. 結構たくさんあります。まず、このライセンスは著作権者しか使用できません。ですので、あなたが作成したあなたのオリジナルの作品に対してしか使用できないので、気をつけてください。そして、たとえあなたが作成した作品であっても、既存の作品の同人誌であったり、著作権が他の人にある場合には、使用できません。
また、このライセンスを使用すると、二次的著作を許可することになります。そのため、自分の作品を改変されたくないと考えている場合は、このライセンスを使用してはいけません。
自分の作品について、二次的著作をもっと自由にやっても良いよ、と考えているときだけ、このライセンスは使用可能なのです。



 

 

( Last Modified : 2005/07/19 18:41:24 )